電気自動車(EV)の充電インフラ設置を最適化するため、富士通がインドで実証実験を始めた。同社が6日、発表した。実験は11月に開始済み。2024年3月まで実施する。
富士通によると、地場から外資系まで複数企業に協力してもらい、北部デリーと西部ムンバイを走る社有EVからデータを収集。車両の配置や運用を最適化する富士通のサービスを使ってシミュレーションを行い、デリーとムンバイにおける充電インフラの最適な設置エリアや設置数を分析する。
実験結果は、行政や企業のインフラ投資計画に役立ててもらい、ゼロエミッション車(ZEV)の拡充や充電インフラへの投資促進を目指す。富士通は、そうした行政や企業を対象に事業化することも視野に入れている。