LRTの車両基地を特別にご案内 限定グッズの販売も予定 来年1月から見学会、定期開催へ

見学会が定期開催される車両基地

 【宇都宮】次世代型路面電車(LRT)を運行する宇都宮ライトレールは来年1月から、一般向けの車両基地見学会を定期的に開催する。月1回ほどの頻度になる見通しで、「ライトライン」の県内外へのPRや沿線住民らのマイレール意識の向上につなげる。

 車両基地は下平出町にあり、LRTの最寄り停留場は平石。車両や管理棟のほか、市内のごみ処理施設などで発電した電気が供給される変電所、敷地外からは見ることのできない車両の整備や点検を行う検修庫の内部も見学できる。見学会限定グッズの販売も検討している。

 毎回30人規模の有料ツアーになる見込みで、開催日や見学内容、募集方法などは12月中に同社ウェブサイトにアップし、募集を始める。これまで全国からのLRT視察などの際に実施されてきたが、同社によると、乗客などから一般向けの見学会を開いてほしいとの声が寄せられていた。担当者は「敷地外からでは見られない場所を特別にご案内する。見学会に参加して、愛着を深めてほしい」と呼びかけている。

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