スプレーマムを “日常” に 県庁ロビーに550本 15日まで展示

県庁ロビーに展示されたスプレーマムの飾り花=6日午後

 県産のスプレーマム(スプレー菊)の魅力を多くの人に知ってもらおうと、とちぎ農産物マーケティング協会花き部会と県スプレーマム研究会は6日、県産スプレーマム約550本を使った飾り花の展示を県庁ロビーで始めた。15日まで。

 県内では塩谷町や真岡市などで生産が盛んで、年間を通し200品種以上が出荷されている。花の色や形が多種多様で華やかな飾り方もできる一方、仏花の印象が強いため、日常のさまざまな場面で使えることを周知しようと展示した。

 県内の生産者約20人が計34品種を提供し、宇都宮市内の花屋が飾り付けをした。花はピンク、緑、ワイン色などがあり、咲き方も丸形のポンポン咲きや、花が大きなディスバッドなど幅広く、来庁者は写真を撮るなどして楽しんでいた。

 同協会の担当者は「仏花のイメージを変え、スプレーマムをより多くの人に親しんでほしい」と話している。

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