「自分信じて夢に向かって」中日・松山投手、母校で講演 天間林小(青森・七戸町)

母校での講演で児童の質問に答える松山投手(左)

 青森県七戸町出身でプロ野球中日ドラゴンズの松山晋也投手(23)=野辺地西高-八戸学院大出=が4日、母校の天間林小学校(二本柳淑実校長)で講演、児童たちに「失敗しても自分を信じて夢に向かって突き進んでほしい」と呼びかけた。

 松山投手は、同校が全校児童(児童数247人)を対象に行ったキャリア教育の授業で「dream come true 夢はかなう」と題して講演。プロ野球は突出したレベルの人たちが行く世界と感じていたが、両親たちは(自分に)プロになれないとは絶対言わなかったなどと周囲の支えがあったことなどを披露。「夢を持ち、どんどん口に出して話すことも大事だと思う」「夢に向かって進むにつれて勉強が大事になるので、真剣に取り組んでほしい」などと語った。

 同校の前身・天間西小の2年の時に野球を始めた松山投手は、2022年のドラフト会議で中日から育成1位指名を受け入団。1年目の今年6月に支配下登録された。同17日の日本ハム戦で1イニングを3者連続三振に抑えデビューを飾った。

 大先輩に児童代表で花束を贈った坪柚希さん(6年)は「(松山投手は)自分と同じ学校から出てプロで活躍していてすごい。パティシエになるのが夢で(講演を聴いて)諦めずに頑張ろうと思った」と話した。

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