高校生平和大使ら「これからも声上げ続けたい」 核兵器禁止条約締約国会議に合わせてニューヨークへ 帰国会見で核兵器廃絶への思い新たに 

核兵器禁止条約の会議に合わせてニューヨークを訪れていた広島の高校生ら2人が6日、帰国報告をしました。

現地を訪れたのは高校生平和大使の尾崎心泉さん(16)と元高校生平和大使の大学生たちで作る「コネクト・ヒロシマ」代表、大内由紀子さん(19)です。

11月27日からニューヨークで開かれた核兵器禁止条約の締約国会議に合わせて現地を訪れ、平和集会でスピーチをしたり、各国の若者たちと意見交換したりしました。

2人は、核兵器の非人道性を訴えるなど小さな活動の積み重ねが大きなムーブメントになると感じたといいます。

元高校生平和大使(広島市立大学 1年/Connect Hiroshima 代表)大内由紀子さん
「(現地での活動に)大変勇気づけられましたし、私も日本の若者としてこれからも声をあげていく必要があるなと改めて意思を強くできました」

高校生平和大使(AICJ高校 1年)尾崎心泉(こころ)さん
「今後もっと核兵器廃絶を訴えていくうえでの知識を増やし、被爆者から直接被爆体験を聞いて、世界に向けて核兵器の非人道性を訴えていきたい」

また大内さんは日本政府が会議に参加しなかったことを受け、今後も働きかけを続けたいと話しました。

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