蔵王に四季の眺め楽しめるカフェ 中央ロープウェイ鳥兜駅、9日オープン

蔵王中央ロープウェイ鳥兜駅にオープンするカフェ=山形市

 山形市の蔵王中央ロープウェイ鳥兜(とりかぶと)駅のレストハウスが全シーズン楽しめるカフェにリニューアルされ、9日に営業を開始する。現地で宿泊施設を運営する三五郎(同市、菊地昭貴社長)、ヤマコー(同、平井康博社長)、同ロープウェイを運営する蔵王観光開発(同、池田洋社長)による新会社「CKD」の誘客強化事業。テラスからの眺望が売りで、蔵王での観光客の滞在時間増加を目指す。

 カフェの名称は「SORAMADO cafe 1387-ISAHANA」で、鳥兜駅の標高1387メートルにちなんでいる。飲食スペースと厨房(ちゅうぼう)を合わせて約170平方メートルで、4人がけのテーブル席6席のほか、カウンター席が7席。「霧氷テラス」は100平方メートル超で、晴れた日は、中央ゲレンデや周辺の山々を見ながら、くつろぐことができる。

 メニューはクロワッサンサンドイッチやスープ、マフィン、コーヒー、スムージーなどで、山形牛サンド(1680円)やショウガとつや姫のポタージュ(700円)など山形らしいものも。バリアフリートイレを設けたほか、女性用トイレにはドライヤーがある。

 関係者に6日、カフェがお披露目された。CKDで会長を務める平井氏は「4シーズン楽しめるリゾート地への思いを込めてリニューアルした」あいさつし、社長を務める菊地氏は「人が集まる拠点にしていきたい」と語った。

 総事業費は約9千万円。営業時間は今月が午前8時半~午後4時半の予定。今後はロープウエーの運行時間や季節によって変動する。

蔵王中央ロープウェイ鳥兜駅にオープンするカフェの「霧氷テラス」=山形市
蔵王中央ロープウェイ鳥兜駅にオープンするカフェ=山形市

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