山形市が目指す「日本一の観光案内所」の実現に向け、地元高校生によるワークショップが6日、市内の山形商業高で開かれ、案内所に期待する機能、「日本一」のアイデアなどについて意見を出し合った。
8校の計30人が6グループに分かれて約1時間議論した。発表では「施設に入ってリンゴなど果物の香りがしたら記憶に残りそう」「円形の足湯を造り、会話が生まれる仕組みにしたい」「森林浴で癒やすエリアはどうか」などのアイデアが出た。
「日本一」については「友達がつくれる」「外国人にも障害がある人にも、みんなに優しい」といったテーマに注目していた。ファシリテーターを務めた横田浩一慶応大大学院特任教授は「体験をベースに、柔軟で現実的なアイデアが多く出た」と評価した。
「日本一―」は市と慶応大SFC研究所、JR東日本の3者が研究を進めている。建設地はJR山形駅東口周辺の旧山形ビブレ跡地を活用する方針。