サッカー・J2モンテディオ山形のGK藤嶋栄介選手が主催するゴールキーパークリニックが6日、山形市の山形商業高人工芝グラウンドで開かれ、小学3年から高校3年までの25人が、キーパーとして必要な技術や心得を学んだ。
育成世代では専門知識を持ったコーチがいないチームが多いことから、2021年から山形の子どもたちを集めて毎年開催している。藤嶋選手の恩師で、J1広島などでGKコーチを経験した沢村公康さんも講師を務めた。
反射神経を鍛えるトレーニングやボールを押さえ込むこつなどを藤嶋選手が一緒に実演。キーパーは味方への声かけも重要なため、普段の練習から良いプレーをした味方を大声で褒めることが重要だと指導した。
アラソール山形FCでプレーする遠藤颯人さん(14)は「とても貴重な経験だった。一つ一つが試合につながると意識して、声出しや練習に励みたい」と話した。藤嶋選手は「前向きに楽しくプレーすることを忘れず、もっとキーパーを好きになってほしい」と子どもたちに呼びかけていた。