練り切りのクリスマスケーキいかが 高タンパク低カロリー、アレルギー心配少なく

「香月」が新たに考案した和菓子のクリスマスケーキ。全て練り切りあんでできている=飯豊町

 クリスマスシーズンに合わせ飯豊町萩生の菓子店「香月」(味田勝一郎社長)は、全て練り切りあんで作る和菓子のクリスマスケーキを新たに考案し、販売する。練り切りのため装飾がしやすく、高タンパクで低カロリー。あんこ好きのためのケーキとして定着を目指していく。

 和菓子職人の味田勝徳常務(42)が、あんこが好きな長女の誕生祝いに作ったのがきっかけで、商品化を思い立った。練り切りあんには白あん、求肥(ぎゅうひ)、水あめのほか、粘りの強い佃(つくね)芋を使用。こしあんを包んで作った直径約10センチの土台を、サンタクロース、トナカイ、クリスマスリースをモチーフにしたカラフルな練り切りで飾った。

 味田常務によると、あんこの原料は豆のため、タンパク質が多く、カロリーは洋菓子のケーキの半分ほどに抑えられるという。卵、牛乳、小麦粉を使わず「アレルギーの心配が少なく、一般的なクリスマスケーキが食べられない人にもお勧め」と話している。

 16~25日の期間限定で予約販売する。価格は2800円。問い合わせは香月0238(72)3923。

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