「カラ出張」に関与か 警部ら3人を書類送検へ 懲戒処分も検討 広島県警

いわゆる「カラ出張」の問題で広島県警が8日にも、警部ら3人を詐欺などの疑いで書類送検する方針を固めたことが分かりました。

この問題は広島県警の元巡査部長の男性が内部告発したものです。男性によりますと、福山市内にある警察署の警備課で勤務していた、2019年6月ごろから20年3月までの間、当時の課長の指示で実態のない出張、いわゆる「カラ出張」を申請。6回にわたって不正に旅費などを受け取りました。男性は去年3月に退職しています。

県警が捜査を進めていましたが、当時、警備課長だった警部ら3人が関与していたとして詐欺と虚偽公文書作成・行使の疑いであすにも書類送検する方針を固めました。また3人を懲戒処分とする方向で検討しているということです。

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