複数の軍用銃を所持か うち 15丁は殺傷能力も 広島市内に住む男を書類送検 G7サミット開催前に自宅から押収

殺傷機能を持つ銃を所持していた疑いで、警察が11月に広島市に住む男性を書類送検していたことが分かりました。

福岡や広島県警などの捜査本部によりますと、銃刀法違反の疑いで書類送検されたのは、広島市に住む無職の男性(34)です。男性は複数の海外製の軍用銃などを所持していた疑いが持たれています。このうち15丁については、殺傷能力もあったということです。この男性は観賞用として所持していたとみられています。

捜査本部によりますと、ことし4月、「小銃の部品がインターネットオークションに出品されている」と情報提供がありました。

これを受け、サミット前の5月11日、落札者として浮上した男性宅を捜索し軍用銃などを押収しました。

また、捜査本部はきょう購入元とみられる埼玉県の会社役員の男(33)を銃刀法違反の疑いで、逮捕しました。男は、国内の輸入業者が発射できないように加工した銃を購入し、改造して販売していたということで、捜査本部は余罪についても調べる方針です。

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