弁護側「『当日来なかったら家族知らねえぞ』と脅された」 広島市西区の強盗事件で特定少年として起訴された男の初公判 起訴内容認める

去年12月、広島市西区で起きた強盗事件です。当時18歳で、特定少年として起訴された男の初公判が、広島地裁でありました。

起訴状などによりますと、神奈川県海老名市の男は、ほかの数人と共謀して、去年12月、広島市西区の店舗兼住宅に押し入り、住人男性を殴るなど親子3人にけがをさせ、現金や腕時計などあわせておよそ2700万円相当を奪ったとして、強盗傷害などの罪に問われています。

きょうの初公判で男は、「間違いありません」と起訴内容を認めました。

冒頭陳述で検察側は、「金に困っていたことから闇バイトを探し、指示役の指示のもと、犯行に加担して報酬を受け取った」などと指摘しました。

一方、弁護側は「被告が事件当日の連絡グループから抜けたところ、指示役のKimを名乗る人物から『当日来なかったら家族知らねえぞ』と脅されたため、再びグループに入れられることになった」などと述べました。

この事件では、実行犯とされる8人が逮捕・起訴されたほか、「ルフィ」などと名乗って広域強盗事件を指示したとされる男らも再逮捕されています。

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