「切磋琢磨して盛り上げられたら」甲子園出場名門校の“ライバル"が再び夢の舞台でしのぎ削る プロ野球2軍参入「ハヤテ」球団新加入選手29人を発表

プロ野球2軍への参入が決まっているハヤテ球団を運営する「ハヤテ223」は、12月7日、加入する選手29人を発表しました。かつて静岡高校でセンバツに出場した同級生のピッチャー2人が今回ハヤテに入団。今度はプロの舞台でしのぎを削ることになります。

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<元DeNA 池谷蒼大投手(24)>
「ハヤテは地元のチームでもありますし、自分の中ではとても楽しみです。恩返しのつもりで全力でプレーしていけたらなと思います」

地元・浜松市で喜びを語ったのは、静岡高校出身で元DeNAの池谷蒼大投手です。
来シーズンからプロ野球2軍への新規参入が決まったハヤテ223。7日、29人の選手を発表しました。

プロ経験者では、ソフトバンク、日本ハム、DeNAの3球団で登板した最年長・藤岡好明投手(38)や、元DeNAで常葉菊川高校出身の田中健二朗投手(34)など10人が名を連ねました。池谷投手もその1人です。

<元DeNA 池谷蒼大投手(24)>
「自分の気持ちは一軍に戻ってまた活躍することだと思うので、それを大事に頑張っていきたいです」

池谷投手とは、静岡高校時代の同級生で群馬大学準硬式野球部の竹内奎人投手も入団が決まりました。2人はセンバツに出場するなど、かつて県内の高校野球を沸かせた存在です。池谷投手とは、トライアウトで再会し、それぞれのピッチングを見守っていました。

<群馬大準硬式野球部 竹内奎人投手(24)>
「(池谷投手は)この6年間、野球を職業にしてきたので、熱意や取り組みは同じチームになるので吸収して、見習える部分は見習ってやっていきたいと思います」

群馬大医学部の現役大学生である竹内投手は、これまで医学の勉強と野球を両立してきました。プロ志望届を出しましたが、10月のドラフト会議では名前を呼ばれず、地元・静岡に立ちあがったハヤテ223のトライアウトを受験しました。

<群馬大準硬式野球部 竹内奎人投手(24)>
「(静岡は)野球選手としても一人の人間としてもすごく成長させてくれた街なので、静岡に対して恩返しができるような選手になりたいと思っています」

<元DeNA 池谷蒼大投手(24)>
「切磋琢磨してまた静岡をお互いに頑張って盛り上げられたらなと思う」

「育成、再生しながら勝つ」を掲げるハヤテ新球団。夢を諦めず挑む選手たちのお披露目は2024年1月、行われます。

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