トキ描いた輪島塗パネル寄贈 伝統工芸士3人、かわい保育園に

トキの輪島塗パネルを受け取る園児=輪島市のかわい保育園

 輪島塗の伝統工芸士3人が7日、輪島市のかわい保育園を訪れ、トキを描いた輪島塗のパネルを贈った。2026年度に能登でのトキ放鳥が予定される中、園児らは鮮やかなパネルに大空を舞う姿を思い描いた。

 パネルは縦33センチ、横24センチで、越戸光雄さん(73)が総合企画、園正由さん(74)が塗り、高木雅啓さん(64)が蒔絵を担当した。越戸さんらは毎年、市内の保育園にパネルを贈呈しており、図案は園児の希望で決めた。

 7日は越戸さんと高木さんがサンタクロース姿で園のクリスマス会に登場し、パネルをプレゼントした。山岸耀ちゃん(5)は「羽の色がかわいかった。輪島の空をトキが飛ぶところを見てみたい」と笑顔をみせた。

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