欧勝海帰郷「ほっとした」 津幡で十両昇進祝福

両親とともに、住民から十両昇進の祝福を受ける欧勝海(右から3人目)。左は鳴戸親方=津幡町上矢田

 大相撲で十両昇進を決めた津幡町出身の欧勝海(本名深沢成矢、鳴戸部屋)は7日、同町に帰郷し、住民の歓迎を受けた。欧勝海は「両親の顔を見てほっとしたし、みんなに迎えられて、やっと十両昇進の実感が湧いた」と笑顔を見せた。

 実家である同町上矢田の温浴施設「やたの湯」で夜、師匠の鳴戸親方(元大関琴欧洲)とともに、地区住民ら約40人と食事を楽しんだ。「おめでとう」「良かったな」の声が飛び、何十枚もの色紙にサインを求められる場面もあった。

 父の深沢正人さん(56)は「いつも通りの変わらない息子で元気な顔を見た時は安心した。けがにだけ気を付けて、これからも頑張ってほしい」と期待した。

 欧勝海は8日に町役場を訪れ、矢田富郎町長と懇談する。

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