被爆者「核兵器の怖さを実感して」原爆ドーム世界遺産登録から27年 新たに誓う核兵器廃絶と恒久平和

原爆ドームの世界遺産登録から27年となるのを記念した集会が7日、開かれました。

広島市の原爆ドーム前で開かれた集会には、被爆者などおよそ100人が集まり、「核兵器の廃絶と世界の恒久平和実現」を祈りました。

アメリカ・ニューヨークの国連本部で開かれた核兵器禁止条約の締約国会議に合わせて渡米した、広島県被団協の箕牧智之理事長は、ヒロシマの惨状や核兵器の脅威をこれからも国際社会に訴え続けたいと話します。

広島県被団協 箕牧智之理事長
「非常に痛々しい姿で原爆ドームは立ち続けているが、これからも世界の人たちに姿を見ていただき、核兵器の怖さを実感してほしい」

このあと、参加者たちは、「『原爆ドーム』世界遺産登録の意義を再認識し、被爆の実相を着実に次代に継承していく」などとするアピールを採択しました。

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