地元住民と交流、しめ縄作り体験 村山・富並小

しめ縄作りを体験する児童=村山市富並小

 村山市富並小(工藤美紀校長)の3、4年生7人が7日、しめ縄作りを体験し、伝統行事を通して地元住民と交流を深めた。

 大高根地区の老人クラブ会員ら8人が講師を務めた。外堀智円(ちえん)さん(81)=同市富並=が「しめ飾りには、新年が素晴らしい年になるようにとの願いが込められている」などと説明した。児童は地元の田んぼで刈り取った稲わらの束を一生懸命に丁寧に編んだ。縄が出来上がって輪にすると、招き猫など好きな飾りを選んで取り付けた。

 3年矢作結那さん(9)は「わらをねじるのが難しかった。玄関に飾りたい」と満足げ。心のこもった力作たちが、児童と家族の来年の運気を高めてくれそうだ。

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