福祉施設の施設長が殺害された事件 未解決で発生から23年「『この情報は関係ない』ということはない」 広島

広島県北広島町で高齢者施設の施設長だった男性が殺害された事件は、未解決のまま、8日で発生から23年となりました。

現場近くのスーパーでは、警察官がチラシを配って情報提供を呼びかけました。

この事件は、2000年12月9日の朝、北広島町大朝で当時、特別養護老人ホームの施設長だった郷田和昭さんが、施設の近くで死亡しているのが見つかったものです。

事件当日、不審な男2人と白っぽい色の軽自動車が目撃され、現場から10キロ離れた場所には、郷田さんのセカンドバックも捨てられていました。チラシを配った場所には、寄せられた情報をもとに作られた不審者をイメージしたマネキンも置かれていました。

山県警察署 中川英治 署長
「こんな情報は全然関係ないだろうっていうことはありませんので、当時のことを思い出していただいて、些細なことでも気になることがあれば、警察に情報提供していただければと思います」

これまでに投入された捜査員はのべ11万9000人で、これまでおよそ270件の情報が寄せられていますが、この1年間は6件にとどまっているということです。

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