宇都宮市中心部で年末パトロール 県警や県などが防犯対策呼びかけ

横断幕を持ってオリオン通りをパトロールする参加者たち=8日午後6時20分、宇都宮市曲師町

 11日から始まる年末年始特別警戒を前に、県警や県などは8日夜、宇都宮市中心部のオリオン通り周辺で、年末特別パトロールを実施した。県警の難波健太(なんばけんた)本部長や福田富一(ふくだとみかず)知事ら約90人が参加し、防犯対策を呼びかけた。

 同市江野町のオリオンスクエアで行った出発式で、難波本部長は「刑法犯が増加している中、特に空き巣や自転車盗が多い。引き続き事件事故防止に力を入れていく」とあいさつした。

 参加者は「特別警戒実施中」などと書かれた横断幕やプラカードを持ってオリオン通りを歩いた。通行人に「防犯対策をしましょう」と声をかけ、ドアに取り付けるセンサー付き警報器などの防犯グッズ約400点を手渡した。

 宇都宮中央署馬場通り交番にも立ち寄り、福田知事が交番所長らに「年末年始の特別警戒を第一線でよろしくお願いします」と激励した。

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