東根市の中高一貫校・東桜学館(生島信行校長)で8日、年の瀬恒例の百人一首かるた大会が開かれ、中高生が札を挟んで火花を散らした。
中学1~3年と高校1、2年がクラスごとに5人一組で計80チームをつくり、5戦ずつ競技を行った。十二単(ひとえ)をイメージした着物をまとった放送部員が読み手となり、生徒たちは集中力を研ぎ澄まして札を取り合った。東桜学館高2年大沼十斗(じゅうと)さん(16)は「中学生と高校生が交流できる、年に一度の楽しみ。勝つために、自然と知識も身に付いている」と話した。
古典に親しむことを目的に、同校の母体である旧楯岡高の伝統行事を引き継いで71回目。中学と高校の合同行事として取り組んでいる。