改めて「つや姫」給食、もちもちご飯に箸が進む 東根の小中学校

改めて提供された「つや姫」を味わう児童たち=東根市大森小

 東根市内の小中学校で先月、「つや姫給食」として提供された米飯が「はえぬき」だったことを受け、市教育委員会は8日、「つや姫」を市立の全14小中学校に改めて提供した。子どもたちは、県産米のおいしさを実感していた。

 大森小(吉見祐悦校長、677人)の6年生のクラスでは、担当の児童が一人一人の器にご飯を盛り、「いただきます」を合図につや姫を頬張った。「もちもちしておいしい」「やっぱり、うまい」と、勢いよく箸を進めていた。「見た目にもつやがあって、食べてもふっくら。でも、いつもの給食のご飯(はえぬき)もおいしい」と五十嵐伶さん(12)はほほ笑んだ。

 同市では先月27日、県などでつくる山形「つや姫」「雪若丸」ブランド化戦略推進本部の事業の一環で、つや姫給食を実施。献立表にも掲載していたが、市学校給食センターから炊飯業者に実施について伝わっておらず、通常通りの「はえぬき」が提供されるミスがあった。

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