新年を前に、鶴岡市の荘内神社(石原純一宮司)で8日、破魔矢などの縁起物作りが始まった。神職や巫女(みこ)が来年の辰(たつ)年にちなみ、参拝客の運気が上昇するよう願いを込めながら準備を進めている。
同神社の斎館に集まった。長さ45センチの破魔矢に、竜の絵馬をはじめ、魔除けの五色の布、開運を願う鈴、お札を金色のテープで取り付けた。15日まで作業し、熊手を含めた縁起物約5千体を16日から頒布する。
えとの土鈴など、お守り約5千体のほか、元日から頒布する竜の御朱印紙約2千枚も用意する。石原宮司は「今年は酒井家庄内入部401年で、新たな気持ちで庄内の発展を願った1年だった。辰年の来年は天にも昇るような繁栄と、平和を祈りたい」と話した。