首相、核なき世界へ改めて決意 長崎で「国際賢人会議」出席

 核兵器保有国と非保有国の有識者らが核軍縮の道筋を議論する「国際賢人会議」は9日、長崎市で2日目の討議を行った。岸田文雄首相は被爆者と面会した上で、午後の閉会セッションに出席。「核兵器のない世界という人類の共通の理想に向けた具体的な道筋を考えていきたい」と強調した。

 会議終了後、座長の白石隆・熊本県立大理事長らが記者会見に臨む。

 国際賢人会議は昨年12月の広島、今年4月の東京に続き3回目。今後も年2回程度のペースで会合を重ね、2026年の核拡散防止条約(NPT)再検討会議を前に提言を取りまとめる。

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