「これ以上殺さないで」 長崎、ガザ・ウクライナ停戦訴え

イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃などに抗議し、長崎市でデモ行進する人たち=9日午後

 イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃と、ロシアによるウクライナ侵攻に抗議する街頭集会とデモ行進が9日、長崎市中心部であった。市民ら約150人が集まり、「これ以上、人を、子どもたちを殺さないで」と訴えた。

 長崎県平和運動センターなどが呼びかけて実施した。行進前の集会でマイクを握った被爆2世の門更月さん(69)は、テレビで目にする廃虚になったガザの市街地や逃げ惑う市民の姿に言及。「胸がつぶれそうな思いでいっぱいだ。対立は武力では解決しない」と力を込めた。

 参加者は「ガザ・ウクライナ即時停戦」「子どもを殺すな」と記されたプラカードや横断幕を掲げ、商店街などを練り歩いた。

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