幸運願って巨大フクロウ像すす払い  那珂川の鷲子山上神社

巨大フクロウ像を見上げてすすを払う参加者たち=9日午前11時10分、那珂川町矢又、ドローンから

 「フクロウ神社」として知られる栃木県那珂川町矢又の鷲子(とりのこ)山上(さんしょう)神社で9日、高さ約7メートルの巨大フクロウ像のすす払いが行われた。

 「いーふく」の語呂にちなんで毎年12月9日に行っている。参拝者や神社関係者ら約250人が参加。おはらいを受け、ほうきに見立てた長い竹で像のすすを丁寧に払った。境内各所にある小さなフクロウ像約140体も布で磨いた。

 友人らと参加した茨城県日立市、自営業澤畠英樹(さわはたひでき)さん(60)は「これから還暦の仲間と忘年会。仲間全員の幸運を祈りました」と笑顔で話した。長倉樹(ながくらたてる)宮司(74)は「来年は辰(たつ)年。昇り竜のように皆さんの運気が上がる年になってほしい」と願った。

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