福井県出身のプロ野球選手やOBらが参画する「福井県人会」が12月9日、サンドーム福井で発足式を行った。今年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表の優勝に貢献した米大リーグ・レッドソックスの吉田正尚外野手(敦賀気比高校出身)、ヤクルトの中村悠平捕手(福井商業高校出身)らが「野球で福井を盛り上げる」「野球に興味を持つ子どもが増えるよう頑張りたい」と抱負を語った。
県人会は一般社団法人「Baseball Labo FUKUI」(福井市)が、野球の振興と後進の育成を目的に設立。現役のプロ選手は7人が参加した。
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発足式には初代会長を務める中村選手のほか、吉田選手、オリックスの山田修義投手(敦賀気比高校出身)、中日の橋本侑樹投手(高浜町出身)、広島の玉村昇悟投手(丹生高校出身)の計5人が参加した。
中村選手は「野球教室のほか、学校訪問もやっていきたい。オフシーズンに地元でどんなことができるか、みんなで知恵を出し合っていく」と述べた。吉田選手は「県人会が福井から多くのプロ野球選手が生まれるきっかけになってほしい」と語った。広島で活躍したOBの天谷宗一郎さん(福井商業高校出身)のビデオメッセージも紹介された。
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県人会には、現役のプロ選手としてソフトバンクの栗原陵矢外野手(旧春江工高校出身)、西武の平沼翔太内野手(敦賀気比高校出身)も所属している。