えびす様眺め「福々しい気持ちに」 タイを抱えた置物など150点 西宮でコレクション展、1月14日まで

えびす様の神像が並ぶ会場=西宮市鞍掛町

 えべっさんの総本社である西宮神社(兵庫県西宮市社家町)の「十日えびす」(1月9~11日)に合わせたコレクション展「福の神さま ゑびすさま」が、同市鞍掛町の「酒ミュージアム」(白鹿記念酒造博物館)で開かれている。2024年1月14日まで。

 同市出身の郷土史家、故・堀内泠さんが収集した「堀内ゑびすコレクション」から約150点を展示。タイを抱えて、愛らしい表情を浮かべるえびす様の神像や置物などが並ぶ。

 江戸時代に西宮神社だけに独占発行が許されていたえびす様の「御神影札」もあり、当時から同じような絵柄で親しまれていたことがうかがえる。明治~昭和期の掛け軸にはタイを馬に乗せて運ぶえびす様の珍しい姿も描かれている。

 同館の弾正原佐和館長は「さまざまに表現されたえびす様を見て、福々しい気持ちになってもらえたら」と話していた。

 午前10時~午後5時。火曜と30日~1月3日は休館(同9日は開館)。一般500円、65歳以上400円、小中学生250円。同館TEL0798.33.0008 (地道優樹)

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