香港の化粧品小売り大手、莎莎国際(ササ・インターナショナル)は、シンガポール市場に再進出した。西部ジュロンウエストの商業施設「ジュロンポイント」に1号店を開業した。さらに2店舗の設置が決まっている。
ジュロンポイント店の店舗面積は883平方フィート(約82平方メートル)。既にシンガポールで浸透しているブランドのほか、新たなブランドの商品を投入した。
2024年は東部タンピネスの商業施設「タンピネス1」、西部ジュロンイーストの「ウエストゲート」に出店する計画だ。現地の電子商取引(EC)大手が運営するウェブサイトでの販売も積極的に展開する。
ササは19年12月、シンガポールの全22店舗を閉鎖し、撤退すると発表していた。シンガポール部門が競争激化により、6年連続で赤字を記録していたことなどが背景にある。