佐々木さん「質高いプレーにつながる」 古里・尾花沢で「なでしこ」へ声援要望

なでしこジャパンへの応援を要望する佐々木則夫日本サッカー協会女子委員長=尾花沢市役所

 日本サッカー協会女子委員長を務める佐々木則夫さん(尾花沢市出身)が11日、尾花沢市役所を訪れ、結城裕市長と懇談した。女子日本代表「なでしこジャパン」がパリ五輪出場を懸け北朝鮮と争うアジア最終予選が来年2月に控えており、「応援が選手たちの質の高いプレーや頑張りにつながる」と地元からの声援を要望した。

 佐々木さんは北朝鮮について「身体能力が高く、動きにキレのあるいい選手がそろっている」と警戒を強めた。一方で自身が代表監督を務め、初優勝した2011年ワールドカップから12年が経過し、「あの優勝を見て憧れを抱き、代表入りしている選手もいる。団結して結果を出し、存在感を示したい」と意気込みを語った。

 佐々木さんは今年6月に同市を訪れた際、サッカー教室の講師を買って出た。その後、指導を受けた尾花沢中生が力をつけ、地区新人大会を制したと聞き、「指導がきっかけになったかもしれないが、教えをいい方向に持っていった生徒の気付きこそが素晴らしい」とたたえた。

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