壬生町・不適切事務処理問題 複数職員を厳重注意処分 40人の所得情報入力怠る

 壬生町が後期高齢者医療保険業務の不適切な事務処理を行い、計40人の所得情報の入力を怠っていた問題で、町は12日、当時の税務課と住民課の主事2人を厳重注意、当時の税務課と住民課の主事2人を口頭注意処分にすることを決めた。当時の課長ら5人も厳重注意とした。今月18日付。12日に開かれた町議会全員協議会で明らかにした。

 町によると4人は今年7月までの4年1カ月にわたり、県外から転入してきた後期高齢者の所得区分判定の事務処理40人分51件を怠った。入力作業の変更に伴う思い込みが理由という。

 町は今後の対策策として庁内の全業務をマニュアル化し、全職員がチェックできる管理体制を構築した。増山士郎(ましやましろう)総務部長は「ミスなどが起きないよう徹底していく」と話している。

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