ガビ重傷をスペイン代表指揮官が振り返る 「チャビは私の決断をよく理解してくれた」

ジョージア戦の負傷で長期離脱となったガビ[写真:©︎RFEF]

スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督が代表活動中に重傷を負ったバルセロナのMFガビについて語った。

11月のユーロ2024予選に臨むスペイン代表にも招集されたガビは2試合にいずれも先発。だが、続く19日のジョージア代表戦で右ヒザを負傷して、26分に交代した。

バルセロナ帰還後の精密検査にて、右ヒザ前十字じん帯断裂および外側半月板損傷の重傷と診断され、同月28日に手術を実施。8~9カ月の離脱になると見込まれている。

そんなガビの負傷を目の当たりにしたデ・ラ・フエンテ監督は、スペイン『Cadena COPE』の番組『El Partidazo』に出演。ケガ直後の様子を振り返ると共に、バルセロナ指揮官チャビ・エルナンデス監督とのやり取りも明かした。

「チャビと話したが、我々はとても良い関係を築いている。彼は私の決断をよく理解してくれた」

「ガビのことは残念だった。彼のロッカールームでの振る舞いを見てほしかった」

「我々は家族だ。そのうちの1人が傷ついたから皆が傷ついていた。選手全員が治療室にいて、全員が打ちひしがれていた。中には泣いている選手もいた。これは選手たちが『チームは単なる選抜ではない』と考えているからこそ起こることだ」

ガビと継続的にコミュニケーションをとっているか問われると、「ガビだけでなく関係者全員と」と答えたデ・ラ・フエンテ監督。ガビの完全復活を願った傍ら、代表合流直前に行われた11月12日のアラベス戦を欠場していたことや、試合前日も問題がなかったことを強調した。

「彼は長年苦しんできたファイターだ。必ず乗り越えるだろう」

「監督の責任を追及する批判は残念なものだと思った。彼は健康だったし、日曜日(アラベス戦)はプレーしていなかった。事故だったんだ」

「試合前日、皆がリカバリーしている時にガビはボールに触っていたし、プレーしたがっていた。彼には驚くべきフィジカルがある」

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