国重文に選定される被服支廠 耐震工事の予算化へ文化庁と協議 知事「速やかに安全対策工事に着手することが必要」

国の重要文化財に選定されることになった旧広島陸軍被服支廠について、湯崎知事は耐震工事の来年度の予算化に向けて、文化庁と協議していくことを明らかにしました。

湯崎英彦知事
「速やかに安全対策工事に着手することが必要であると考えていて、来年度当初予算に向け、文化庁と支援の内容について協議を進めていく」

老朽化が進んだ被服支廠は、耐震工事が差し迫った課題になっていて、湯崎知事は工事の来年度の予算化に向けて文化庁と協議をしていくと話しました。

また、県が所有する3棟のうち1棟を無償譲渡する方向で、広島市と協議していることについては、次のように説明しました。

湯崎英彦知事
「広島市とは、建物を市に無償譲渡した上で、国の補助金を除いた事業費について市が財政負担に応じるという案を含めて、調整を行っている」

さらに先日、イメージを公表した今後の活用については、国や広島市と一定の時間をかけて議論や検討を進めていく考えを示しました。

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