中日、低迷でも集客順調なぜ? コロナ反動、若手起用も後押し

最終戦を終え場内一周する中日ナインに声援を送るファン=10月、バンテリンドーム

 2年連続最下位のプロ野球中日。56勝82敗5分けと低迷した一方、観客動員は好調だった。地方開催も含め主催72試合で4年ぶりに200万人を超え、12球団で5位にランク。ファンはなぜ球場に足を運び続けたのか。

 9月10日に4位以下が決まって以降、バンテリンドームナゴヤでの7試合で6試合が3万6千人超と“大入り”。「終盤まで入ったのは率直に驚いた」とドーム担当者。

 球団は3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本が優勝したことに加え、新型コロナウイルスの制約からの反動が大きいと分析。岡林勇希外野手、高橋宏斗投手といった若手有望株の積極起用もファンを喜ばせた。

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