常廣羽也斗「エースになれるように」 高太一「あこがれは津田恒美投手」 滝田一希「(対戦したいのは)中田翔さん…」広島カープ新入団会見 家族の前でほがらかな表情も

13日、広島カープの新入団選手の記者会見が行われ、期待の新人8人が決意を語りました。少しほっとした表情も見られた会見後の様子もお伝えします。

ドラフト1位 常廣羽也斗 投手(青山学院大)
「自分と勝負をするのではなくて、常に相手にベクトルを向けて相手の打者と勝負をしようという気持ちで今までは投げてきました」

ドラフト1位指名を受けた 常廣羽也斗 投手は大分県出身。同郷の先輩である 森下暢仁 の名前を挙げて、ルーキーイヤーの抱負を口にしました。

常廣羽也斗 投手
「大分県出身の森下選手が目標の選手の1人でもあるので、そういったチームのエースになれるようにがんばっていきたいです。まず、しっかり自分のできることをして、最終的に新人王を目指せるようにがんばっていきたいと思います」

ドラフト2位、左腕の 高太一 投手は、広陵高校(広島市)出身です。

ドラフト2位 高太一 投手(大阪商業大)
「広陵のときから広島カープの試合を見ることが多かったので、見ていた舞台でやれるっていうのは幸せなことだと思うのでなのでがんばりたいなと思っています。あこがれの投手が元カープの 津田恒実 投手だったので、そういう津田恒実さんみたいに強気のピッチングで攻められるようになりたいなと思っています」

左ピッチャー、北海道から来た 滝田一希 投手は、ドラフト3位。会見では、会場が笑い声に包まれました。

ドラフト3位 滝田一希 投手(星槎道都大)
― 対戦したい打者は?
「中田翔さんとやりたいです」

― その理由は?
「小さいころから応援していたバッターなので、デッドボールを当てないように真ん中に投げられるようにがんばります」

― ニックネームは?
「けっこう人間離れしていたと言われていたので、『宇宙人』とか言われていましたけど、まあ、呼びやすく『タッキー』とかでよかったら」

あこがれの選手は鈴木誠也―。ドラフト4位で入団の 仲田侑仁 選手は、沖縄出身の高校生内野手です。

ドラフト4位 仲田侑仁 選手(沖縄尚学高)
「チャンスに強いバッターが目標なので、打点王やホームラン王になりたいです」

195センチ・109キロ、大型右腕の 赤塚健利 投手は、ドラフト5位指名。その大きな体の源を聞かれると…

ドラフト5位 赤塚健利 投手(中京学院大)
「母親に言われたのが、『あんたは納豆で育ったんだよ』と言われて、たぶん納豆が大きくなった要因だなと思います。新井監督より身長が大きいので、マウンドに立ったらもっと高くなるので、そういうのを生かしてアピールしていければなと思います」

緊張のお披露目会見が終わると、次は立食パーティー。家族も参加して、選手たちのほがらかな表情も見られました。

赤塚健利 投手
― 大きいですね?
「そうですね。はい」

赤塚健利 投手の父 貴弘 さん
― 小さいときはどんなお子さんでしたか?
「小さいときは誰にでも優しくて、近所でもとても評判のよかったような(笑)。カープに全力を尽くしてもらって、記憶に残る選手になっていただきたいと思います」

赤塚健利 投手
「カープの勝利に貢献できるようにがんばります。応援、よろしくお願いします」

常廣羽也斗 投手
― ユニホームを着てみて気持ちは?
「初めて名前入りのユニホームを見て、気が引き締まりましたし、これから(プロ野球選手の)一員としてやるんだという自覚みたいなのが生まれてきました」

常廣羽也斗 投手の父 竜也 さん
― お父さまにとってもすばらしい1日だと思います。おめでとうございます。息子さんの晴れ姿はいかがでした?
「やっぱり、さらのユニホームを着ている姿を見て、親として、こんなところまで来たんだなあというのが、まだスタートラインなんですけれども、まずはここまで来たことに感謝と、すごいなという素直な思いと混じっていますね。真面目なところは(自身と)似ていると思います」

― プロの世界でどう羽ばたいてほしいですか?
「羽也斗という名前をつけたのも、羽ばたけるようにという意味を込めて羽という文字を付けましたので、いろんな先輩たち・ライバルたちと切磋琢磨しながら、いろんなことを吸収しながらがんばってほしいと思います」

こちらも同じ大分県出身、廣瀬純 2軍コーチと話す場面も見られました。

広島カープ 廣瀬純 2軍コーチ
「優しい先輩たちばかりだから。大瀬良(大地)も森下(暢仁)も床田(寛樹)もみんな優しいからどんどん話をして、自分から行って。すぐ溶け込めるから。疑問に思ったことはしゃべって理解して。おれさ、リポーターになってない?」

滝田一希 投手の姉 美里 さん
― お姉さまから見て、どんな弟でしたか?
「よくここまで成長してくれました」

姉 優衣 さん
「どうしようもない弟でしたけれど、一番、今はすごい立派に成長したなって思います」

美里 さん
「北海道までいい知らせが届くように、とにかく活躍してもらいたいと思います」

滝田一希 投手
「1年目からチームの勝利に貢献できるようにがんばります。これからいろいろお世話になりますが、応援よろしくお願いします」

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