FIFAクラブワールドカップ2023開幕戦で新記録樹立のベンゼマ、今大会中に更新が期待される2つの記録とは?

写真:アル・イテハドでキャプテンを務めるカリム・ベンゼマ ©Getty Images

現地時間12月12日に開幕を迎えたFIFAクラブワールドカップ2023。開幕戦は開催国王者アル・イテハドがオセアニア王者のオークランド・シティを3ー0で下し、アフリカ王者アル・アハリ(エジプト)が待つ準々決勝へ駒を進めている。

今夏アル・イテハドに加入しチームキャプテンを務めているFWカリム・ベンゼマは開幕戦でチームの3点目となるゴールを決め、FIFAクラブワールドカップにおいて異なる4大会(2014、2016、2022、2023)でゴールを決めた史上初の選手となった。また、ベンゼマには今大会で2つの偉大な記録を達成する可能性があるという。スペイン『Marca』電子版が伝えている。

1つ目は同大会における最多試合出場記録だ。現在12試合で歴代トップに立っているのは今大会すでに敗退が決まっているオークランド・シティ所属のエミリアーノ・タデ、そしてアル・アハリ所属のフセイン・エル・シャハトの2選手となっている。ベンゼマは開幕戦を終えた時点で通算10試合に出場しており、記録更新のためには最低でもチームが準決勝まで勝ち進み、決勝または3位決定戦を戦うことが求められる。

そして2つ目の記録はFWが最も欲するであろう最多得点記録だ。トップはレアル・マドリードでチームメートだったクリスティアーノ・ロナウドが持つ7得点。続いて、ガレス・ベイルの6点、リオネル・メッシ、ルイス・スアレスの5点となっている。ベンゼマは開幕戦でのゴールが通算5ゴール目となっており、現状トップに立つロナウドの記録を上回るためには最低3ゴールが必要となる。

FIFAクラブワールドカップは2025年に32チーム参加の各4年開催への移行が決まっており、開催国王者+6大陸連盟代表の計7チームが参加する従来の大会方式は今大会が最後となる。また、今大会にはアジア王者として浦和レッズが出場しており、12月15日にメキシコのクラブ・レオンとの対戦を控えている。

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