「昆布ガリ」パッケージ 富山北部高生がデザイン オリジナルレシピも考案

オリジナルデザインの昆布ガリを確認する(右から)小谷さん、山本さん、池淵さん=富山市のすし店

 富山北部高の学生グループは、県内を中心にすし店を運営するビーライン(富山市)の名物商品「昆布ガリ」のパッケージを新たにデザインした。16日から富山駅周辺の店舗で新パッケージの商品を限定販売する。昆布ガリを使ったアレンジレシピも考案し、富山の昆布の魅力を発信する。

 富山北部高3年の小谷真佑里さん、山本真優さん、池淵さくらさんは、富山の魅力PRを目指す課題研究の授業で、富山の昆布の消費量が長年全国1位だったことを知った。富山の昆布の知名度向上、魅力アピールのため、すしの付け合わせであるガリ(ショウガ)と昆布を混ぜ合わせた昆布ガリを販売するビーラインに新パッケージやアレンジレシピを提案した。

 パッケージには富山県と昆布、ショウガのイラストと、「富山の新常識?!」の文字を記し、側面にチューリップやホタルイカ、ブリなど富山の名物を描いた。生徒デザインの商品は約1万個が作られ、富山市のとやま鮨(すし)富山駅前店、炙庵(あぶりあん)とやま鮨、とやま鮨海富山の3店舗で販売される。

 小谷さんは「県民の皆さんが富山の魅力に気付くきっかけになればいい」、山本さんは「手に取った人がかわいいと喜んでくれたらうれしい」、池淵さんは「県内外の人に親しんでほしい」と話した。

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