多久市児童センター「あじさい」来館20万人 遊びの場、子育て支援情報も

来館20万人目となり、横尾俊彦市長(右)と記念写真に納まる岸川和子さん、健士郎ちゃん=多久市児童センター

 多久市北多久町の市児童センター「あじさい」の来館者数が7日、2017年4月の開館から累計20万人を超えた。広々とした遊びの場を提供し、子育て情報を集約したことが好評で、新型コロナウイルスの5類移行を受けて利用が回復している。

 20万人目は、同市北多久町の岸川和子さん(72)と孫の健士郎ちゃん(2)。休館日の月曜を除いてほぼ毎日通うという和子さんは「スタッフの皆さんが優しく接してくれ、安心して任せられる」と話す。

 あじさいは旧多久北部小の2階建て校舎を改修し、近くの児童館や子育て支援センターを移設した。外部の専門スタッフと連携して育児相談や発達障害児の療育にも取り組む。口コミで施設を知った人も多く、市外在住者の利用が約半数を占める。

 同センターは「子どもの遊びの場、子育て支援の場、多世代交流の場として活用してほしい」と話す。(市原康史)

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