重工長崎OBがビッグNで野球教室 中学生約40人が参加 後藤さんら技術や心構えを指導

ブルペンで投球指導をする後藤さん(左から3人目)=県営ビッグNスタジアム

 長崎県内の中学軟式野球部員を対象にした「第18回BIG-N元気に!楽しく!野球教室」が9日、長崎市の県営ビッグNスタジアムで行われ、三菱重工長崎硬式野球部のOBが走攻守の基本技術や心構えを指導した。
 県体育施設指定管理者の長崎ダイヤモンドスタッフが主催。重工長崎の元エースで、優勝した2001年の日本選手権で最高殊勲選手(MVP)に輝いた後藤隆之さんをはじめ、投手として活躍した伊佐真琴さん、清峰高時代に3季連続甲子園に出場した佐々木伸之さんが講師を務めた。
 中学生約40人が参加。走塁練習で体をほぐした後、キャッチボール、守備練習をした。伊佐さんは「投げたり捕球したりした後も、必ず次の動作がある。失敗しても常に次の自分の役割を意識して」と呼びかけていた。ポジション別の練習と打撃指導もあり、下半身の使い方や体重移動の重要性などを学んだ。
 後藤さんは来春、長崎市で創部予定の社会人チーム「SUNホールディングス硬式野球部」の監督を務める。「久しぶりの野球教室でこちらも元気をもらった。今後も子どもたちを大事にして活動していきたい」と意気込んでいた。
 重工長崎野球部は2017年に三菱日立パワーシステムズ横浜(当時)との統合により、拠点を横浜市に移した。

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