職員の体調不良で確定申告処理できず、住民税の課税に遅れ 滋賀県愛荘町

愛荘町役場

 滋賀県愛荘町は15日、2022年度の個人町県民税で、一部の確定申告情報の処理ができておらず、計197件について課税の遅れが生じたと発表した。

 未処理だったのは2~3月の確定申告期間以外に行われた修正申告などの情報で、増額が72件1423万円、減額が125件503万円。

 町税務課によると、申告期間中の税務署からの情報はコンピューターで一括処理するが、期間外については1件ずつ手打ちしているという。昨年6月以降、複数の職員が体調不良で休み、担当者が別の業務も担う中で当該業務が後回しになっていた。

 町は対象者に早急に謝罪文書と課税通知を送り、減額の場合は還付の手続きを行う。国民健康保険税などの算定に影響がある場合は、併せて変更通知を送る。

© 株式会社京都新聞社