動物テーマに九谷焼展 いしかわ動物園、22日から

研修生や卒業生が手掛けた作品=能美市のいしかわ動物園

 能美市のいしかわ動物園で22日、同市の県九谷焼技術研修所の卒業生や研修生が来年の干支(えと)「辰(たつ)」や園内の動物をテーマとしたコラボ展が始まる。毎年恒例の企画で、15日は本科2年の研修生2人が同園を訪れ、松島一富園長らに作品を披露した。

 県内の卒業生8人は九谷五彩や染め付けなどで辰を施した飾り皿を制作。本科2年の研修生13人はレッサーパンダやミーアキャットなどの置物を伝統技法「デコ盛り」を用い、個性豊かな作品を仕上げた。

 22日から来年1月22日の前期は「辰年干支飾皿展」、同月24日~2月12日の後期は「お気に入り動物展」と題し、動物学習センターで展示する。今村木(こ)の実(み)さん(28)は「実際に見て触れて、九谷焼を身近に感じる機会になってほしい」と話した。

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