2位ユベントス、キエーザに3カ月ぶり弾も格下ジェノアに痛いドロー【セリエA】

[写真:Getty Images]

ユベントスは15日、セリエA第16節でジェノアとのアウェイ戦に臨み、1-1で引き分けた。

前節ナポリ戦をウノゼロ勝利として首位インテルを2ポイント差で追うユベントス(勝ち点36)は、ラビオを負傷で欠いた以外は現状のベストメンバーを送り込み、キエーザとヴラホビッチの2トップで臨んだ。

レテギを負傷で欠く14位ジェノア(勝ち点15)に対し立ち上がり、圧力を受けたユベントスだったが、14分にキエーザがボックス右角度の厳しい位置からシュートを放って牽制した。

徐々にボールを持てるようになったユベントスは22分、キエーザのアーリークロスにヴラホビッチが合わせるもシュートは枠の上へ。

それでも27分、ユベントスがPKを獲得する。バデリからボールを奪ったヴラホビッチがスルーパス。これをボックス内で受けたキエーザがGKに倒された。このPKをキエーザ自ら決めてユベントスが先制した。

キエーザの約3カ月ぶりとなるゴールで先手を取ったユベントスは、35分にCKの流れからバスケスに際どいシュートを打たれるも、ハーフタイムにかけては重心を下げつつジェノアに好機を許さず、1点をリードして後半へ折り返した。

しかし迎えた後半、開始3分に追いつかれる。分厚い攻めを受けた流れからフレンドルップ、エクバンとダイレクトで繋がれ、最後はグズムンドソンにボレーを沈められた。

追いつかれたユベントスは51分、キエーザがGKのパスをカットする絶好機を迎えたが、シュートはミスを犯したマルティネスに阻止された。

その後も主導権を握れないユベントスはミリクと負傷明けのウェアを投入。しかし守勢が続き、攻撃に転じられない。

そんな中終盤の89分、CKからブレーメルが太ももで押し込みにかかったシュートが枠に向かったが、GKマルティネスのビッグセーブに阻まれ、1-1でタイムアップ。

勝ち点1獲得に留まり、インテルにプレッシャーをかけることはできなかった。

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