雪道運転、学生がこつを学ぶ 芸工大で教室

学生たちが雪道運転のこつを学んだ教室=山形市・東北芸術工科大

 東北芸術工科大(中山ダイスケ学長)の学生や教員を対象にした雪道運転教室が15日、山形市の同大で開かれた。学生たちが座学に続いて乗用車を運転し、安全運転や低燃費なエコドライブのこつを学んだ。

 雪道に慣れていない県外出身者が多く、事故防止を目的に同大でカーシェアサービスを提供するネッツトヨタ山形(山形市、高橋修社長)が開いた。同社社員やNPO法人県自動車公益センターの担当者が講師を務めた。

 学生は座学で、エコドライブが安全運転につながることを確認。発進時は優しくアクセルを踏み「5秒で時速20キロ」を目安に加速すること、停止時は早めにアクセルから足を離し、じわじわ速度を落とすことも学んだ。実車教習では助手席に同社社員を乗せ、助言を受けながら実践した。

 運転席は死角が多いことも体感した。宮城県塩釜市出身の4年荒井美咲さん(21)は「少しのことが雪道対策になると知った。今まで冬は運転しなかったが一度は雪道を運転したい」と話した。

© 株式会社山形新聞社