クリスマス仕様の生け花を高校生が体験 池坊華道会の教授が指南「緑で赤を引き締めて」

「クリスマス」をテーマにいけばなに取り組む生徒たち(亀岡市横町・亀岡高)

 いけばなを体験する授業が、京都府立亀岡高校(亀岡市横町)であった。「クリスマス」をテーマに、生徒たちは草木や赤と白色の花を、華やかな雰囲気に飾り付けた。

 日本の伝統文化に触れる授業の一環。11月29日にあり、池坊華道会京都支部引立教授の山下すみ子さんの指導の下、探究文理科の1年生26人が取り組んだ。

 バラやカスミソウ、サンゴミズキなど6種類の花材が用意され、剣山やはさみなど道具の使い方を教わってから取りかかった。生徒たちは切る長さや生ける場所に四苦八苦しつつ「器との一体感が大切」「足元には草を生けて、緑色で赤を引き締めて」とアドバイスを受けながら作品を仕上げた。

 体験した生徒(16)は「花の見せ方が勉強になった。みんなの性格が、できた作品に現れていて面白い」と話していた。

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