山形大とトヨタカローラ山形(山形市、鈴木肇子社長)による課題解決型講義(PBL)の最終回が16日、山形市の山大小白川キャンパスで開かれた。受講した学生が学生向けに自動車の安全講習会・試乗会を開き、自動車の最新機能を紹介した。
人文社会科学部の授業の一環で、学生20人は10月から自動車販売店の現状や課題を学んできた。講習会は3回に分けて開催。参加した学生約20人に対し、座学で自動車業界の現状と課題、最新の安全性能について説明した。続けて安全運転サポート車(サポカー)に乗り、踏み間違い防止装置や駐車支援機能の精度を体感してもらった。
最後は3台に分かれ、同市の道の駅やまがた蔵王、天童市の道の駅天童温泉、上山市の上山城までドライブを楽しんでもらった。
講義は企業の経営課題の解決策を検討することで、知識を応用する力を身に付けてもらうのが狙い。4年河野聖夜さん(25)は「起業を検討しており良い経験になった。将来に役立つ」と話した。