幸せサミット、置賜農チームが最優秀 山形、高校生が地域課題考える

地域の課題解決や魅力向上へのアイデアを発表する高校生=山形市・山形国際交流プラザ

 「やまがた幸せサミット」が16日、山形市の山形国際交流プラザで開かれた。高校生によるアイデアコンテストとして、県内各チームの生徒たちが地域の課題解決や魅力再発見に向けた独自策を提起し、置賜農業園芸福祉科チームが最優秀に輝いた。

 若者が将来、本県で活躍する自らの姿をイメージし、地域を見つめ直すきっかけにしてもらおうと、県が初めて企画した。1次審査を通過した10チームが発表した。

 最優秀賞は置賜農業2年の橋本綾寧(あやね)さん、佐藤妃那(ひな)さん、前柳あいかさんが考案した「おせっかいなお花屋さんプロジェクト」。育てた花を高齢者に届け、生活を彩りながら暮らしの困り事などを聞く取り組みで、「草花を活用し、川西町を安心して暮らせる町にしたい」と訴えた。

 このほか、松岡斉日本総合研究所理事長や山形県住みます芸人の「ソラシド」らが「やまがた×幸せ」と題し、トークセッションを行った。

 コンテストの優秀賞2チームは次の通り。

 長井工業3年岩崎華音、小笠原美里▽山形東2年鈴木沙都、遠藤百恵、佐藤瞳

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