冬の切り花として人気があるストックの出荷が山形市で最盛期を迎えている。生産者のビニールハウス内では、白や薄紫、桃色の花が咲き誇っている。
JA山形市は40年ほど前に花き園芸専門委員会を設立し、現在は農家13人がストックを栽培する。同委員会ストック部長の鈴木昇さん(60)は、市内西部の田園地帯にあるハウス3棟で約4万本を栽培し、手入れや収穫に追われている。鈴木さんは「秋の天候不順で生育が心配されたが無事に育った」とし、「特長は茎などの太さと花びらのボリューム。フラワーアレンジメントなどで楽しんでほしい」と話す。今月下旬まで本県を含む東日本に出荷される。