自民党安倍派の政治資金パーティーの裏金問題です。約4000万円のキックバックを受けた疑いのある安倍派の池田佳隆衆議院議員はいまだに、公の場での説明をしていません。
記者リポート:
「池田佳隆議員の事務所前です。開所時間の午前10時を過ぎましたが、事務所には誰も姿を見せていません」
一向に表に姿を見せない池田議員。事務所の玄関にあるホワイトボードには、「留守にしております」の文字が。
池田議員は安倍派の政治団体「清和政策研究会」から、直近5年間で約4000万あまりのキックバックをうけていたと見られています。政治資金収支報告書は12月8日に修正され、2020年から去年までの3年間で派閥から受け取った約3200万円が寄付として計上されています。
“雲隠れ”する池田議員に地元の有権者に話を聞きます。
有権者:
「お金が絡んでいることだから、やっぱり説明はあってもいいんじゃない。国民がみんな(物価高などで)苦労してるわけじゃない。自分たちがいい恰好しとったらいかんわね。ハッキリせやあ」
有権者:
「責任感がないというのか、自分もやったんだから、ちゃんと(表に)出て説明しないと。地元として恥ですよ!ほんとに!」
一方、同じ安倍派の鈴木淳司前総務大臣は、2018年から2022年までの5年間で、合わせて60万円のキックバックを受けたことを明らかにしています。