冬至を前に寒さに負けず新年を迎えてもらおうと18日、広島市の青果組合がカボチャとユズを原爆養護ホームにプレゼントしました。
プレゼントは100人が入所する広島市安芸区の原爆養護ホーム「矢野おりづる園」に届けられました。
贈ったのは地元の東部広島青果卸売組合で、冬至のプレゼントは今回で4回目です。
自身の父親も被爆者だった 住田郁生 組合長からカボチャとユズが入所者に手渡されました。
入所者
「重たい、重たい。みなさん、喜びます。ありがとうございます」
カボチャは鹿児島県産、ユズは高知県産で、いずれも特産だということです。
カボチャは煮物やサラダの料理で出され、冬至の日には入所者全員がユズ湯を楽しむということです。
上天満町で被爆 山村楸子 さん
「炊いて食べたらおいしい」
白島九軒町で被爆 古川節子 さん
「戦時中はカボチャで育っているので一時、カボチャはいやだったが、今ごろのカボチャはおいしいですね」
組合では入所者の長寿を願って今後もプレゼントを続けていきたいとしています。