今度は“10年に一度レベル”の「高温」予想 今週の「かなりの低温」から一転 全国各地に「高温に関する早期天候情報」発表 気象庁 “かなり暖かい”年末年始か

次は“10年に一度レベル”の「高温」か 全国各地の年末年始

今週は “10年に一度レベル”の低温になる可能性が高いとして、北海道を除く全国各地に低温に関する早期天候情報が発表されています。特に西日本を中心に21日・22日をピークにかなりの低温になる予想です。

23日にかけて強い冬型の気圧配置が続き、日本海側中心に大雪となるほか、西日本では21日・22日をピークにかなりの低温となる見込みです。

ただ、この厳しい寒さから一転、年末年始は全国的にこの時期として「かなりの高温」となる予想が出ています。

気象庁は21日午後、沖縄地方を除く全国各地に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。

「高温に関する早期天候情報発表」
北海道、東北、関東甲信、北陸、東海、近畿、中国、四国、九州北部(山口含む)、九州南部・奄美

全国邸に、12月28日頃からの5日間は寒気の影響を受けにくくなるため、平年に比べて「かなりの高温」になると予想されるためです。

この「早期天候情報」は、その時期としては“10年に一度レベル”しか起きないような著しい低温や高温、降雪量となる可能性が、いつもより高まっている時に注意を呼びかけるために出される情報です。その現象が予想される6日前までに発表されます。

気象庁は“10年に一度レベル”で起こる高温を「かなり高い」として表現します。それぞれの地方ごとの気温が「かなり高い」と表現する基準は、5日間平均気温との平年差が以下のような場合です。

各地方の「かなり高い」の基準
北海道 +2.3℃以上
東北 +1.9℃以上
関東甲信+1.8℃以上
北陸 +2.3℃以上
東海 +2.0℃以上
近畿 +2.1℃以上
中国 +2.1℃以上
四国 +2.2℃以上
九州北部(山口含む)
+2.3℃以上
九州南部・奄美
+2.5℃以上

「早期天候情報」が発表されるのは、5日間の「平均気温」や「降雪量」(6~14日先)が、「かなり高い(低い)」「大雪」となる確率が30%以上と見込まれる場合です。本来なら“10年に一度程度”の頻度しか起こらないものが「30%以上」の確率で起こると予想されるため、通常よりも3倍以上「かなり高い」状況が現れやすいと見込まれていることを意味しています。

気温は“ジェットコースター”のように乱高下 1月は「平年より高め」か

上空寒気の予想を見てみると、今週は非常に強い寒気が西回りで流れこんでくるため、特に西日本を中心に気温が平年よりかなり低くなると予想されています。

ただ来週になると日本へは強い寒気が南下しにくくなるために、気温は平年よりも高くなるとみられています。

21日(木)午後に発表された「1か月予報」の資料をみると、1月は平年に比べて気温が高くなる予想です。

この冬は11月以降、気温のアップダウンが非常に大きい日々が続いています。大きな寒暖差は体には非常に応えるパターンですが、農作物や体調管理には十分注意してください。

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