佐世保市のNPO「ちいきのなかま」 社会貢献者表彰を受賞 子育て、家族支援で功績

表彰状を手にする山﨑さん(右)と守永さん=佐世保市花園町、ファミリーサポートセンター佐世保

 子育て、家族支援に取り組む長崎県佐世保市のNPO法人「ちいきのなかま」は、社会貢献支援財団(東京)が毎年実施している「社会貢献者表彰」の受賞者に選ばれた。
 同表彰は社会の各分野で顕著な功績を挙げながら、社会的に報われる機会が少ない個人、団体の労をねぎらう目的で、1971年から実施し60回目。今回は国内外から寄せられた133組の推薦の中から30組を表彰した。
 ちいきのなかまは、事務局長の守永惠さん(63)が2008年に設立。市から受託している、子ども預かり支援の仲介役を担う「ファミリーサポートセンター佐世保」の運営を主軸に、セーフティーネットの拡張に尽力。産前産後の家事サポートをはじめ、きょうだい介護をするヤングケアラー支援や、地域とのつながりをつくる施設運営などに取り組んでいる。
 11月に東京で開かれた表彰式典には理事長の山﨑翠さん(43)や守永さんら4人が出席。山﨑さんは「いろんな方の協力、支えがあっての受賞。大変ありがたい」として「新たな展開にも着手しつつ今後も地道に活動を続け、多様な人に活動を知ってもらうことで、必要な人につながれるようにしたい」と話した。

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